「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?」4巻を読みました。
前作である「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」の方が5巻で完結しているので、こちらもそろそろ締めに入るのかな?とも思っていたのですがとりあえず5巻では終了しなさそうです。
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以下ネタバレが含まれますので苦手な方はご注意下さい。
このページのもくじ
「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?」4巻ネタバレ感想
あらすじ
「フェオドール。わたし、やっと決めたよ。―きみの、邪魔をしてやる」妖精兵ティアットと堕鬼種の対峙は、ラキシュの振るう“聖剣”セニオリスの一撃で決された。手負いの堕鬼種が目指すのは―かつての戦場、コリナディルーチェ市。バロニ=マキシ一位憲兵武官の計らいで彼の地へ向かったティアットは、朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす。一方その頃、妖精倉庫の管理者喰人鬼もまた、旧き知人を訪ねてその地を訪れていた…。
(アマゾンより)
朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす
あらすじで匂わされていますが、ノフトが再登場しています。
前作では、
が、
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こうなりました。
アイセアが衝撃的だったので、今回はまぁこんな感じになるんじゃないのかな、って感じでしたね。
今回のエピソードでもっと出番が増えそうなのでそこは期待です。
ヴィレムとフェオドール
再登場と言って良いのかは微妙ですが、ヴィレムとフェオドールもなにやら縁が出来てしまいました。
ラキシュにインプの瞳の力を使った際に、力を上手く閉じる前に「ブラックアゲート」とも目が合ってしまった結果二人の心をかき混ぜたとか。
幻聴や幻覚は末期の危険信号で、それらが現れていくと自分自身の人格が突き崩されてなくなっていく…
と、妖精の前世の記憶とほぼ同じ内容になっているので、何かあるんでしょうか。
フェオドールの姉のオデットが既に経験済らしく、前作の崩壊のいきさつに関係しているのかもしれません。
3巻だとなかなかの悪人っぽい感じでしたが、癖はありそうだけど良心も残っていそうな雰囲気だったので、気になるところ。
マゴメダリと妖精
4巻でキーパーソンだったマゴメダリ・ブロントン。
妖精が成体になる時の調整を施す医師として前作にも登場していました。(名前出てたっけ)
調整担当だった人間は次々と暗殺されている状態。(後から判明しますが、恐らく黒幕は護翼軍)
さらに貴翼軍からも身柄を狙われています(引き抜き的に)
ですが、結果的に成功したのはフェオドール。
ナイグラードと逃げている際にオデットに招かれるマゴメダリ。
フェオドールは別人格で覚醒したラキシュを診てもらうために接触して、命に危険は無い事は確かめてもらえるのですが…。
ラキシュは前作のクトリと同様に妖精ではなくなっていました。
「そうだね。寿命による自然死はなくなり、適合する遺跡兵器の幅を狭める安全弁も取り払われた。
彼女たちが完全な大人にならないようにと僕たちが仕掛けていた鍵は、全て外れてしまった」「──今の彼女は安定している。けれど、残りはあとひとつ。
あとひとつだけ鍵がかみ合えば。
ラキシュ君はきっと、浮遊大陸を脅かす災厄の引き金となるだろう」
【終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#04 (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2017/4/1 枯野 瑛 (著), ue (イラスト)】
単純な調整だけを見れば、もっと簡略化できる妖精の調整を余分な手間をかけて行っていたと言うマゴメダリ。
ここに災厄を起こさないための施工があったのでしょうけど、妖精が大人になる、が災厄に繋がるのが…。
その次のシーンでラキシュが前作でもクトリがやったような前世の記憶の夢を見ているのですが、「輝き綴る十四番目の獣」ってワードがあるんですよね。
獣の元が人間であることは前作で語られていますが…。
リィエルの「おとーさん」(アルマリアの言い方)発言もそうですし、妖精と獣も何かありそうですよね。
まとめ
以上、「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?」4巻の感想でした。
終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#04 [ 枯野 瑛 ] |
作者があとがきで書いているように今回から本格的に前作である「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」とストーリーが合流していくそうです。
ネフレンあたりは次巻で再登場するかもしれませんね。
そういえば書いてませんでしたが、フェオドールとティアットが最後に主人公とヒロインみたいなことやってましたね(笑)
この2人の関係個人的にかなりお気に入りです。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
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