「レビューを書いて送料無料」を楽天が全面禁止に。ただし例外を認めているのであまり変化が無さそう。

「レビューを書いて送料無料」を楽天が全面禁止に。ただし例外を認めているのであまり変化が無さそう。

楽天、レビューを書いたら送料無料を全面禁止

楽天市場

2015年11月に大手ショッピングモールの楽天市場が大幅なシステム変更を行いました。
これにより「レビューを書いたら送料無料」と言うようなレビューを書く事によって商品を割安に購入できるという、商品購入に対するインセンティブをつける事が全面的に禁止となりました。

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レビューを書いたら送料無料システムを全面禁止へ

レビューを書いたら送料無料システムを全面禁止へ

以前より「楽天のレビューの質」は指摘されていましたが、ついに楽天が動いた…という形ですね。

「レビューを書いたら○○」というシステムは何故楽天で流行したのか?

どうして楽天はレビューを書いたら○○というシステムが多かったのか?

どうして楽天はレビューを書いたら○○というシステムが多かったのか?

アマゾン、ヤフーショッピングのような他の大きなショッピングモールではあまり見かけないシステムですが、楽天では異様にこの手のシステムが多いです。
これはレビューに対する楽天の考え方、検索システム、そしてそれに対する店舗の売上を拡大させたい施策、さらに購入者である一般の方の反応が大きく関係しています。

レビューを非常に重視する楽天の考え方

レビューが多いのは人気がある商品と考える楽天

レビューが多いのは人気がある商品と考える楽天

レビューと言うのは日本語で言えば「口コミ」ですね。
買ったお客様がその商品の口コミを書くと、その後に購入しようとする別のお客様はその口コミを参考にする事が出来ます。
良かった点、悪かった点、想像と違った所、その店舗の全体的なサービス…レビューはある意味ではショップの書く商品説明よりも参考になる部分が多いです。
ショップの商品説明はマイナス部分はあまり記載しない事が多いですからね。
これは楽天のみならず、レビューという存在そのもののメリットです。

またレビューの数が多いという事はそれだけ購入者が多い人気商品である、と考えられます。
だから楽天では「レビューが多い!⇒購入した人が多い⇒人気商品である⇒人気商品なんだから検索結果で上位に表示させる⇒上位に表示される商品は売れやすいので人気商品がさらに売れるようになる⇒楽天市場もショップも利益が上がる」と以前から考えているようです。

厳密には公式に発表はしていませんがレビューが多いと検索上位に来る、と言うのは匂わせていますし、実際に楽天市場で買い物をした事がある方は言われなくてもなんとなくそんな気はしていた、という方も多いのではないでしょうか。

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じゃあショップとしてはなんとかしてレビューを書かせたい

とにかくレビューの【数】を集めたいと思う店舗

とにかくレビューの【数】を集めたいと思うショップ

  • レビューの数が多いと検索順位が上がる⇒その結果売上が上がる

となると出店店舗の取る行動は一つしかありません。
いかにして購入者さんにレビューを書いてもらうか?です。

大体ですが、通常の商品の場合レビューを書いてくれるお客様の確率は10個商品が売れて1人いるかどうか、位です。
ですので、レビューを10個集めたかったら100個位商品を売る必要があります。
もちろん商品にもよりますし、例えば何かマイナス点(納期に間に合っていないとかすぐ壊れたとか)があったとしたら、確率は上がりますけれど。
人間は基本的に不満を感じた時に声を荒げますからね。

若干それてしまいましたが、ここで「レビューを書いたら○○」と言うシステムが登場するのですが、このシステムは効果だけを言えば通常の商品とは比較にならない位集まります。
レビューを書くだけで割安になるわけだから、多くの人がレビューを書く事を約束してくれます。
中にはそれでもレビューを書かない、というなかなかのツワモノもいますが、これは逆に10人いたら1人位でしょうかね。
という事で、100個商品を売ったら80個位はレビューが集まる(レビューを書かないを選択する人も考慮して)と簡単に計算する事が出来ます。

100個商品を売った場合、

  • 普通に売ったらレビューは10個程度集まる
  • レビューを書いたら、システムだとレビューは80個程度集まる

単純計算だとこのようになります。
もう一度言いますが楽天市場では、レビューの数が多いと検索結果に有利になります。
はっきり言ってレビューが10個と80個では勝負になりません。

そのため店舗としてはやらない理由がない、と言うわけです。

とりあえずなんでも良いからレビューを書いとけ、というスタンス

安くなるのは嬉しいけど、レビューを書くのはめんどくさいので、適当に書いちゃえ

安くなるのは嬉しいけど、レビューを書くのはめんどくさいので、適当に書いちゃえ

そして話は一般のお客様の話になります。
これまでにレビューの重要さは説明しましたが、これには「レビューの質」は全く関係していません。
長文でしっかり書いているレビューと、なんかこう適当感のあるレビューはどちらもレビューは1つとして評価されます。
だから正直に言えば、楽天市場も店舗もレビューの内容はほとんど気にしていません。
(ショップとしてはあまりにもマイナスイメージのレビューは気にもなりますけどね。)

だから、

まだ商品は届いていませんが、期待を込めて…★★★★★

のようなレビューがたくさん書かれているのに、楽天もショップも対応をしないんですよね。

購入者視点で考えれば、とりあえずレビューを書ければ割安で購入できます。
だからどんな内容でもとりあえずレビューを書いちゃえ、となるのはまぁ仕方が無いのかも知れません。

今回問題視されたのはこういった言ってみれば「意味の無いレビュー」が異常に多かった事にあります。

レビューを書いたら送料無料は禁止だけどクーポンは例外

レビューを書いて送料無料は×。だけどクーポンは例外的にOK

レビューを書いて送料無料は×。だけどクーポンは例外的にOK

さて、そんなこんなでレビューを書いたら送料無料、システムは全面禁止となりましたが実は例外が存在します。
それはクーポン。

「今回の注文へのインセンティブ」が禁止対象となるため、レビューを書いたユーザーに対し、次回購入時に使えるクーポンを発行するというキャンペーン は認める。
http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2015/12/post-2366.html

クーポンと言うのは、割引チケットのようなものです。
送料無料クーポンなど自由に作る事が出来ます

  • これって割引から送料無料クーポンの発行になるだけでは…?

と個人的に思ってしまうのですが…どんな意図があったのでしょうか。

ますます新参店舗が既存店舗に勝てなくなる?

規約変更後、楽天のSEOはどうなるのでしょうか?というのもちょっと気になります。
新規出店店舗は簡単にレビューを集めにくくなります。
※クーポンは若干システムがわかりにくく、新規出店店舗だと最初は戸惑う可能性があります。

レビューの数が多い=検索上位」という根本の検索システムがそのままだと、尚更新規出店店舗が既存の店舗に勝ちにくく背景に拍車がかかるのではないでしょうか。
ただでさえシステム料が高く、楽天市場に新規に出店するのは他モールと比べリスキーと言われる楽天市場なだけに、そのあたりどう考えているのかは気になります。

個人的に思うレビューへの対策

僕も長らく楽天市場に携わっていましたが、この問題については考えた事があります。
とは言うものの僕個人としても別に数が増えれば良いか、と思ってたのは正直なところですけれど。

今回は周知の通りレビューを書いたら送料無料にするシステムを全面禁止、という対策が決定されました。

これはこれで対策としては間違っていないと思うんですが、個人的に楽天のレビューシステムで1点どう考えてもおかしいと思ってる部分があるんですよね。

それは、

  • 商品が届いていないのにレビューを記入する事が出来るシステム

です。

これは明確におかしいと思っています。
とりあえずそのタイミングで書いたレビューは100%想像上のものでしかないですよね。
しいて言えばリピーターが別ですが。

昨年位でしたか、楽天は荷物発送番号との連動システムを構築しています。
そして店舗に必ず荷物番号を入力するよう指導しています。

この荷物番号があれば、商品が届いたかどうかシステムでチェックできると思うんです。
もっともシステム周りは分かりませんし、サーバーの負荷とかの問題もあるのかもしれませんが…。

個人的にはこの部分を改良すればかなり改善したのではないか、と思っています。

まとめ

個人的にはやはりクーポンを認めたのが謎ですね。
少なくとも僕が担当なら一気に全商品クーポンに対応させます。
そう思う店舗も多そうですが…。

完全に廃止にしていたら影響も大きかったはずなので楽天としてもリスクを減らしたかった、というところでしょうか。

僕はアマゾンはあまり使わず、メインは楽天市場です。
色々問題点や賛否もありますが、どうにもアマゾンに負けつつある状況はなんとか頑張ってほしいと思っています。

2016年楽天市場がどうなっていくのか、注目したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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