格闘ゲームにおいてかなり重要な技術の一つである対空。
読んで字のごとく「空からの攻撃を迎撃する事」ですね。
完璧な精度で対空技を出す事は人間である以上不可能なんですが、練習と意識配分しだいでかなり改善はされます。
特に初心者帯だと勝率にもかなり影響してくる部分なので、強くなりたければ特に練習していきたい部分だといえるでしょう。
このページのもくじ
格闘ゲームの対空技を出すコツと対空の練習方法。
格闘ゲームの対空の重要性
まず格闘ゲームでなぜ対空が重要なのかを簡単に説明します。
対空技はいつ使うのかと言えば、基本的に相手のジャンプ攻撃に対して行います。
相手のジャンプ攻撃を対空技で落とさなかったとしたら、主に取る選択肢はガードとなりますが(ダッシュでくぐるとかもありますが)、その場合は相手の攻撃ターンが継続してしまいます。
攻撃側はジャンプ攻撃をガードさせたらそのまま打撃で固める、下段や当て投げでガードを揺さぶる事が出来ますから、防御側は上下段のガードをしつつ投げも警戒していかないといけません。
無敵技で切り返す事も可能ですが、いわゆるぶっぱは様子見されたら地獄なのでかなりのリスクを背負ってしまいます。
1回や2回はやり過ごせても相手のジャンプ攻撃をすべてガードしていたら、相手は飛び込み放題できますし、それこそ100%の確率で捌き続けるなどは絶対に不可能です。
逆に対空で落とせた場合はどうなるのか。
当然ジャンプ攻撃後の追加攻撃などありませんし、対空技のダメージ分こちらがダメージレースで有利に立てます。
さらに通常技、必殺技どちらで落としても基本的に自キャラの方が先に動ける場合が多いので、攻めのターンも持ってこれます。
また対空で何度も攻撃を落とされると、ジャンプ攻撃を狙いにくくなります。
相手にしても毎回ジャンプ攻撃でダメージを取られるようなら行動を変えていかないと勝てません。
空中から攻められないと地上でダメージを取っていくしかないので、相手の行動も読みやすくなってきます。
ということで、ダメージ面以外でも対空をしっかり出す事はメリットが大きいわけです。
対空技を出すコツ
ここで対空が来るかもしれない、と意識しておく事がとても重要です。
よく言われる反応速度ももちろん速いに越した事はないんですが、警戒している時としていない時では対空精度が大きく変わってきます。
自分がジャンプしたくなるタイミング、対戦していてよく飛ばれているな、というような間合いやタイミングがあると思いますが、そういった時にもしかしたら相手が飛ぶかも知れない、と心の準備をしておくだけで随分改善されていきます。
またジャンプ攻撃が届く間合いでは隙が大きくなりがちな攻撃を控える事も大切です。
ジャンプ攻撃が届く距離で波動拳、けん制技でリーチはあっても隙の大きな大攻撃などに相手のジャンプ攻撃がかみ合ったら対空が出せないどころかガードも間に合わないのでそのままコンボを食らってしまいます。
どちらも相手のダッシュ攻撃などは潰せることからけん制技として有効なので使うなって話ではないのですが、何も考えずに使っていくとジャンプ攻撃を狙われやすくなる事は頭において置いた方が良いです。
さらに対空する時のボタンにあらかじめ指を置いておくなども重要ですね。
対空技の練習方法
通常技の1ボタン対空であれば、前述の意識配分で精度も変わってくるのであまり練習する必要はないんですが、問題は昇竜拳に代表されるコマンド技対空ですね。
やや難しいとされる昇竜コマンドですがいっても3方向で完成するコマンドなので、あまり入力練習をした事が無いという人も多いんじゃないでしょうか。
精度と入力速度を高める
対空のみならず格闘ゲームは反応速度は速ければもちろんそれが一番良いのですが、ここは持って生まれた物であり鍛えようと思ってもなかなか鍛える事が難しい部分です。
それ以外で対空の速さに影響される箇所といえば入力速度です。
引き付けて出さないと対空にならない場合もあるのですが、コマンド入力が速く正確であればあるほどコンボの成功率なども上がっていくので、コマンドの精度と入力速度は大切な要素といえます。
精度に関しては出したいと思った時に100%出せる位じゃないと実践では使いにくいです。
で、練習方法としては反復練習しかありえません。
1P側、2P側どちらも何度もトレーニングモードで反復して、いつでも出せるように練習するだけです。
トレーニングモードでジャンプ攻撃を落とす
きちんと出せるようになったら、次は相手のジャンプ攻撃を落とす練習です。
トレーニングモードでCPUをジャンプさせるように設定して、それをひたすら落とし続けます。
めくり攻撃を設定して振り向き昇竜なども練習しておくと良いと思います。
トレーニングモードでとっさの対空練習
そうして結構練習しても実践では意外と出せなかったりします。
対人戦は相手も考えて行動をしてきますからこちらが意識していなさそうなタイミングで飛んで来ますし、対人戦特有のプレッシャーもあるので、仮にCPU戦ではほぼ返せるようになっても実践ではなかなかでないという事はよくあるんです。
相手が猪のようにジャンプ攻撃を繰り返してくる人なら問題ないのですが、けん制してきたり、飛び道具を打ってきたり、ダッシュしてきたりといろんな行動の中の一つにジャンプ攻撃を含めてくるわけですからね。
正直これを完璧に練習する事は難しいですし、ある程度実践を積んで覚えてかないといけない部分だと思うのですが、トレーニングモードにいろんな行動をセットしてその中にジャンプ攻撃を含めて練習する事をおすすめします。
たとえばリュウで、
- 波動拳
- ジャンプ攻撃
をレコーディングしてCPUにランダム行動させておきます。
その状態で波動拳ならガード、ジャンプ攻撃なら対空技を出す練習をします。
ただ昇竜を出すだけよりも最初は出にくいと感じると思いますが、何度もやってくるとあ、飛んだ、と思ったらコマンドを入力するように体が覚えていきます。
慣れていけば、垂直ジャンプ、空中竜巻、めくり攻撃などバリエーションを増やしてそれぞれ対応できるようになっておくと、尚良いです。
まとめ
以上格闘ゲームの対空技についてでした。
意外とトレモをコンボ練習にしか使っていない人が多いそうなんですが、最近の格闘ゲームのトレーニングモードってかなり充実しているので、やみくもに対戦するのも良いのですが、たまには練習してみるのも上達のコツじゃないかなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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